トヨタ自動車の金融機能が分離・独立して発足したトヨタファイナンス。同社では基幹系システムをメインフレームで稼働させており、周辺の業務アプリケーションや情報系システムも基幹系と密結合している。そのため、機能の修正や追加が手軽にできず、業務改善のためのシステム化やデジタルテクノロジーの導入要請に俊敏かつ効率的に対応できなかったという。
そこで同社は、基幹系とその周辺システムを切り離して考え、RPAやEUC(エンドユーザーコンピューティング)を活用して従業員の業務効率化を支援。しかし、この取り組みは一定の成果を挙げたものの、紙ベースの業務プロセスが多く残存しており、申請承認のデジタル化も未整備の部分が多かったという。
この課題を解決すべく同社は、IT部門と業務部門の協業を実現する、アジャイル型の内製開発に適した基盤を模索。あるローコード開発プラットフォームを選定し、投資コストを1年で回収するとともに、内製化のナレッジも順調に蓄積している。本資料では同社の事例を基に、同製品の実力を紹介する。