事例
株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ
事例に学ぶBCP対策強化、本社が停電しても拠点が困らないネットワークの改善策
札幌に本社を構え、保険の代理店事業を展開するパブレは2018年の大規模停電の際、本社サーバがダウンし、全国28拠点の支社・営業所で業務が滞ってしまった。その後、同社はいかにしてBCP対策強化と回線の運用改善を実現したのか見ていく。
コンテンツ情報
公開日 |
2022/09/05 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
事例 |
ページ数・視聴時間 |
9ページ |
ファイルサイズ |
3.55MB
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要約
札幌に本社を構え、生命保険や損害保険の代理店事業を展開するパブレは、2018年9月に発生した北海道胆振東部地震の影響で、約2日間にわたって大規模停電に見舞われた。その際、顧客情報などを格納していた本社サーバがダウンし、全国28拠点の支社・営業所では業務が滞ってしまったという。
また各拠点では人員が増加する一方、本社サーバへのアクセスが遅いという問題が出始めていたこともあり、同社はITシステムの刷新を決断する。構成としては、道外の拠点に待機サーバを設け、常時データレプリケーションを行い、障害発生時に即座に切り替えられるシステムを検討。その実現に向けて導入されたのが、SD-WAN技術を用いたネットワークサービスだ。
こうして同社は、札幌本社と遠隔拠点を低遅延の閉域ネットワークで接続し、アクセスできなくなった場合にはインターネットに接続する仕組みを構築した。その結果、BCPの実現や回線速度の向上、トラフィックの可視化による運用効率の向上が可能になったという。本資料では、同社の取り組みと課題ごとのネットワーク構成事例も交えて詳しく紹介する。