横河電機など3社に学ぶ、テレワーク環境を最適化するクラウド活用の秘訣とは？

　実店舗を持つ企業がデジタル化を考える際に陥りがちなのが、オフライン文化にデジタル化要素を取り入れるという考え方だ。しかし、デジタル変革とはデジタルでビジネスの本質を変えることである。サービスを設計する際には、顧客視点で捉え、ITやクラウドを利用して顧客の利便性をどう最適化するかを意識しながら行っていくことが重要だ。

　こうした考えに基づいてグループの構造変革に取り組むのが、百貨店事業などを展開するJ.フロント リテイリングだ。クラウド基盤の活用にはじまり、セキュリティと働き方改革を両立するため、PCにデータが残らないシンクライアントで全社を統一するなど、積極的な取り組みを進めている。

　本資料では、同社のデジタル変革を支えるICT戦略のほか、1カ月弱で1000台超の仮想デスクトップ環境を構築した横河電機、コールセンターのオペレーターを含む全社員のテレワーク環境を構築したNTTスマイルエナジーの事例について紹介する。自社の働き方改革やデジタル変革を推進する上で参考としてほしい。