技術文書・技術解説
ソフォス株式会社
ソフォスセキュリティ脅威レポート2007
2006年はダウンローダを使ったトロイの木馬が急増し、イメージスパムなど対策の回避を図る脅威も増えた。情報や金銭を狙った攻撃により被害は深刻化している。安全の確保には最新の脅威傾向の正しい理解が必須だ。
コンテンツ情報
公開日 |
2007/02/09 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書・技術解説 |
ページ数・視聴時間 |
19ページ |
ファイルサイズ |
1.37MB
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要約
2006年にはサイバー犯罪者の組織化、手口の複雑化が進行した。各種セキュリティ対策を回避してエンドユーザーに到達しようとするマルウェア(悪意のあるソフト)やスパム、ユーザーを騙してインストールさせ秘密裏に口座情報などの機密情報を盗み取るものなど、潜伏化し継続して被害をもたらす脅威が増加している。一方で、大量に配信され大規模感染を発生させる古い手口を利用したもの、最初に検知されてから数年が経過し対策が存在しているにもかかわらず感染PCを増やしているマルウェアも多く存在する。
ビジネスネットワークを脅威から防御するために統合的な脅威対策の導入が必須なのは言うまでもないが、継続的に騙しのテクニックを高めるマルウェアに対抗するためにはすべてのエンドユーザーが「騙されない知識」を持つことも大切だ。このレポートでは2006年の動向をまとめるとともに2007年の脅威傾向を予測する。