コンテンツ情報
公開日 |
2010/03/05 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書・技術解説 |
ページ数・視聴時間 |
9ページ |
ファイルサイズ |
3.82MB
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要約
現状のIT投資は、約70%が既存システムの維持・運用に利用されており、ITの予算が全体的に減少している中で戦略的なITの試みを行うには、如何に維持・運用にかかるコストを減らすかがカギとなる。そのため、既存のリソースを最大限に効率化して無駄のないITの利用が求められている。その代表的な手段であるサーバの仮想化は、サーバを統合してリソースを効率よく利用しようという考え方だが、情報を管理するストレージにおいては従来より統合の考え方は存在し、使われてきた。
では、この仮想化の時代にストレージはどのように進化するのだろうか。それは自動化だ。
今後ストレージの進化は、サービスレベルを向上させながら最適なデータ配置を自動で行える「自動階層化」、更に小さなデータの単位で階層化が可能な「微細化」、データ量を自動で削減できる「自動減量」、加えて省電力化を促進する「自動節電」、消去やアーカイブ、社外クラウドへの移動などを自動化する「情報ライフサイクル自動化」と進んでゆく。
これらの自動化技術をFASTと呼んでいる。ここではFASTの最初のステップである自動階層化技術を紹介する。