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KDDI株式会社

技術文書・技術解説

KDDI株式会社

全てのチャネルを融合し、顧客情報を一元化 顧客ロイヤリティーを高めて“囲い込み”を狙う

近年、「マルチチャネル」に代わる販売形態として「オムニチャネル」に取り組む企業が増えている。オムニチャネルには顧客ロイヤリティーを高める上で大きな効果があるが、その推進のためには実行しなければならないことが2つある。

コンテンツ情報
公開日 2016/08/29 フォーマット PDF 種類

技術文書・技術解説

ページ数・視聴時間 4ページ ファイルサイズ 205KB
要約
 情報通信と物流ネットワークの発達により、百貨店がテレビショッピングに参入するようなマルチチャネルの販売形態が一般化してきた。しかし、マルチチャネルでは、各チャネルの連携が不十分であることから、全てのチャネルをシームレスに融合した「オムニチャネル」が注目され始めている。

 マルチチャネルもオムニチャネルも、実店舗、ECサイト、ソーシャルメディア、モバイルアプリ、カタログ、広告などの顧客接点で構成される点は同じだが、チャネル間の連携の面で大きな違いがある。マルチチャネルは、それぞれ単体のチャネルとして扱うか、一部のチャネルだけの連携を行うが、オムニチャネルでは総合販売チャネルを構築する。

 このように、どのチャネルからでも同等の利便性を顧客に提供することで、顧客ロイヤリティーを高めることを目指した販売形態がオムニチャネルだ。しかし、オムニチャネルを推進するためには欠かせないことが2つあるという。それでは、オムニチャネルの基礎知識から2つの重要ポイントまで、順を追って見ていこう。