SoftLayerとBluemixが提示する“クラウドサービスの理想形”

　企業システムの課題は、運用管理コストの低減だけではない。ビジネスニーズに対応するシステムを万全な形で迅速に構築するという課題も長年指摘されてきた。そしてクラウドサービスが進化するにつれ、多くの企業ユーザーはクラウドに対し、コスト低減だけでなく「必要なシステムをライバル企業よりも早く構築する」ための基盤としての役割を期待するようになった。

　「IBM SoftLayer（以下、SoftLayer）」は、このようなニーズに総合的に応えるクラウドサービスだ。仮想サーバ、ベアメタル、そしてベアメタルのリソースを仮想化して1社専有で使用するプライベートクラウドの3タイプの環境を用意し、柔軟な利用環境を構築できるAPIを提供、セキュアで高速なグローバルネットワークも有している。さらに、クラウドアプリケーションの迅速な開発を可能にする開発基盤「IBM Bluemix（以下、Bluemix）」を用意している。

　本ホワイトペーパーはSoftLayerの特質を詳細に解説。パイオニアVCやオービックビジネスコンサルタントなどSoftLayerを導入した4社の事例についても紹介する。また、Bluemixを利用したアプリケーション開発ガイドについても解説しており、これからの企業システムの在り方を考える上で参考となる資料になっている。