DevOpsは俊敏性を高めることができるのか――サービス仮想化から始めるDevOps事例

　アプリケーションがビジネス成功の鍵を握る今日、ビジネスの俊敏性を高めるためにはアプリケーションを市場に提供するスピードが重要な成功要因となる。メインフレームを含むレガシーシステムは大企業には残っており、これらレガシーシステムと連携するアプリケーションのテストがスピードを阻害する大きな要因となっている。

　多様で複雑なシステムテストを効率的かつ徹底して行うには、連携するシステムの利用時間やコストの制約を受けにくくすることが必要だ。それを実現するのが「サービス仮想化」によるテスト環境の構築である。この手法は連携先のシステム環境と同様の仮想サービススタブを作成してテストを実施するというものだ。

　エンターテインメント関連の世界的な大手プロバイダー、DIRECTVは、サービス仮想化ツールを活用して、テスト期間の短縮とカバレージの向上に加え、開発チームと運用チームを整合させることでDevOpsのプラクティスを定着させた。本ホワイトペーパーでは、同社上級副社長へのインタビューから、サービス仮想化導入への取り組みとその成果を検証する。