2012年にはサイバー攻撃が42%増加し、対策に掛かるコストが6%増加した。
サイバー犯罪者の急激な増加を下支えするのが「Web攻撃ツールキット」の購入が可能なブラックマーケットの存在だ。脆弱性を見つけるハッカー、ツールキットの作成者、脆弱性情報を基にツールキットを活用し大規模攻撃を仕掛けるサイバー犯罪者……。彼らが狙うのは政府機関や著名企業のWebサイトではなく、「収益」を容易にあげやすいセキュリティ対策が手薄と想定される小規模・中堅企業のWebサイトである事実をご存じだろうか?
セキュリティに関するインシデントは、大手企業での被害を中心に報道される傾向が強いため、「攻撃されるのは大手企業だけ」という誤解を招きがちだ。また攻撃手法は日々生まれるため、タイムリーに正しい情報を獲得することも、多忙なシステム担当者には難しいのが現状だろう。
本資料は、2012年に行われたインターネットにおける脅威を与える活動をシマンテックが分析し、概要を分かりやすく解説したリポートの後編となる。「サイバー犯罪者と闘う」ため必要な最新知識を身に付けるため、ぜひ参考にしてほしい資料だ。