レポート
株式会社アイ・ティ・アール
ITに関わる内部統制とCOBIT
2006年度は日本版SOX法への準備期間となるであろう。経営企画・経理部門が財務報告の適正性を確保するためのプロジェクトを開始し、IT部門の参画が予想されITの運営・管理の適正化の取組みが求められる。
コンテンツ情報
公開日 |
2006/03/01 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
レポート |
ページ数・視聴時間 |
4ページ |
ファイルサイズ |
65.2KB
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要約
IT部門が投入する技術とプロジェクト手法が進化し、同部門自身が最善を尽くしていても、ITプロジェクトを予定通りに履行できない、あるいはサービスを安定的に提供できないといったリスクが消えることはない。米ITPI (Information Technology Process Institute) の調査によると、
平均ITオペレーション予算の35%ものコストが予期しないダウンタイムに費やされている。証券取引所や金融機関におけるシステム障害、大規模な個人情報漏洩といった情報システムに関連するトラブルが、一企業の問題の域を超えて、経済や社会に大きな影響を及ぼすことは、昨今の報道を見ても明らかである。こうした事象の原因としては、ITプロセスに対する内部統制が不十分であるか、全く存在しないことが考えられる。