コンテンツ情報
公開日 |
2013/06/05 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書・技術解説 |
ページ数・視聴時間 |
4ページ |
ファイルサイズ |
229KB
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要約
開発の現場において、エンドユーザーのニーズに合ったものを迅速に提供し、競合を勝ち抜くためにはどうすれば良いのか。従来のウォーターフォール型の開発では、完成まで長い時間がかかることにより、開発者が作っているものがユーザーの要望に合っているか分かりづらいというリスクがある。アジャイル開発であっても、開発者とテスターが協力し合い着実かつスピーディーに開発を進めることはできるものの、開発、テスト、運用チームの間にある壁によって、テストと開発にかかる時間は長くなりがちだ。また、テスターは必ずしも運用管理のスキルセットを備えていないため、開発終了後の本番運用で問題が起こることもある。
そこで必要とされるのが、「ソフトウェアを開発・提供して終わり」という従来のスタイルから「ソフトウェアを継続的にリリース・改修し、迅速に提供する継続的デリバリー手法に移行する」スタイルへの移行だ。なかでも、開発、テスト、運用をすべて同じチームとして1つにまとめ、チームが一丸となってあらゆる役割を演じられるようにする「DevOps」が、従来の課題を解決し、開発のROIを上げるための方法として、近年注目を浴びている。
本稿では、DevOpsのメリットを明らかにしながら、開発の現場で実現するためのポイントを解説する。