企業IT分野でのフラッシュストレージ(半導体ストレージ)利用は、現実に進展しつつある。まず進んでいるのがデータベースのストレージとしての利用だ。そこで今回は、データベース高速化とフラッシュストレージの関係を探る。
「PCIeフラッシュ普及の文脈 後編」というタイトルをつけているが、企業ITにおける利用ではPCIe接続かどうかが利用を決定づける要素ではない。このため、今回はPCIeフラッシュに加え、従来型ストレージにHDDではなくSSDを搭載したもの、フラッシュ用に開発された外付けストレージ装置(「オールフラッシュストレージ」)、の3種のそれぞれの特徴を踏まえながら、これらがデータベース高速化にどう役立つかを考える。
より具体的には、パフォーマンス、容量、運用性の3点から、一般的な企業におけるデータベースの高速化のための、フラッシュストレージ利用について探る。