スマートフォン・タブレット端末は会社が利用ルールを整備する前に既に現場での普及が進み、会社がコントロールできない内に利用が拡大しているのが実情だ。さらに、個人で契約したスマートフォン・タブレット端末を会社に無断で業務に使用する事例も多く、頭を悩ませている管理者は多いことだろう。
本書は、スマートフォン・タブレット端末の3つの利用シーンを挙げ、その中にリスクに結び付く事象を14ケースに分類して解説している。リスクに結び付く14の事象はそれぞれ独立した解説ページを設け、文中で利用者とシステム管理者の役割別の対応を提示している。さらに、本書末尾には各解説ページの利用者とシステム管理者の対応をそれぞれ集約したセキュリティチェックリストを付けている。社内の運用ルールやプロセス、ポリシーを策定する際に、リスクに結び付く事象の各ケースをぜひ参考にしてほしい。