ICTやビジネスに関する豊富なノウハウを有するコンサルティングファームとして、顧客に寄り添いながら経営課題の解決策を提案し続けるシグマクシス。同社では、プロジェクトごとに生成・蓄積される成果物を、ナレッジとして環流させることができるような仕組みを必要としていた。
そこで同社が目を付けたのが、エンタープライズコンテンツ管理(ECM)としての堅牢なアクセスコントロールと、直観的で使いやすいインタフェースを備えた、ナレッジ共有プラットフォームだった。オープンソースであることによるカスタマイズの容易性や、他システムとの連携性も大きな選定要因となった。
さらなる要件として、成果物が格納されたフォルダからナレッジ管理部門へ向けた公開申請の機能や、検索しやすくするために、必要な属性を成果物に自動的に付加する機能なども求められたが、同プラットフォームの特長を生かして容易に追加・拡張できたという。リリースまでの開発をわずか2カ月で完了した同プラットフォームの実力を、同社の事例を通じてさらに詳しく見ていく。