リカバリーサイトもランサムウェアから保護、NASで取り組むセキュリティ対策

　サイバー攻撃を受けても最速で復旧して事業への影響を最小化する仕組み、サイバーレジリエンス戦略の取り組みは、セキュリティツールだけに頼るものではない。例えば、ストレージだ。米国国立標準技術研究所（NIST）のセキュリティフレームワークをカバーし、攻撃前から攻撃後までサポート可能な製品も登場している。

　例えば、クラスタ構成は耐障害性を高める意味でも重要なアプローチだが、それに加えてレプリケーションやデータ移行時以外はネットワークを物理的に遮断・隔離し、ランサムウェアからリカバリーサイトを保護する技術がある。バックアップまでを攻撃対象とするランサムウェアも増える中、ストレージによる保護策は万が一の感染被害を最小限に抑え込み、短期間での迅速な復元を後押ししてくれるだろう。

　本資料では、こうしたランサムウェア対策としても注目されるスケールアウト型NASの魅力を深掘りしていく。ノード障害が発生しても無停止でサービス利用を続けられる高い耐障害性、無停止でのデータの自動移行など、従来のストレージ課題を一挙に解消できるという。