「導入ではなく定着がゴール」：識者が語るビジネスチャットの真の価値

　現在の働き方改革は、多様なメンバーが意見を出し合って課題を解決する「共感・共創」の価値観が主流となっている。こうした取り組みを支えるのはデジタルツールだが、総務省が情報通信施策関連のメールマガジンの中で、「チャットツールは、働き方改革の障壁となる課題を解消するものとして注目される」と指摘しているように、迅速なコミュニケーションを実現するためには、電子メールよりも「ビジネスチャット」が適していると考えられる。

　ビジネスチャットは、情報共有が必要なグループを自由に設定できる他、トーク（チャット）の検索も容易だ。あいさつ文などの前置きなしに要件を伝達できるので、1件当たりの処理時間を削減でき、直観的な操作が可能なので、誰でもすぐに使いこなせるのも利点だ。また、メンバーの管理も容易に行える。

　だが、こうしたツールも導入するだけで終わりにせず、活用を定着させてこそ、その効果を最大化できる。本資料では、働き方改革に関する多くの著作を持つ識者による解説を基に、ハイブリッドワーク時代におけるビジネスチャットの有用性と、最適な活用法を考察する。