大規模化するネットワークに対応するために、次世代CGNATに求められる要件は

　モバイルデバイスの急増やクラウドの成長によってネットワークの大規模化が進む中、かねて懸念されてきたIPv4アドレスの不足に対応するため、プライベートIPアドレスの割り振りや変換などにより負荷を軽減するCGNAT（キャリアグレードNAT）のニーズがさらに高まっている。

　一口にCGNATといっても、その種類はさまざまだ。シンプルだがログの生成量が多い「NAT Overload」、セッション開始時にユーザーに割り当てられるポートを制限でき、ログ生成量を抑制できる「Port Block Allocation」、アルゴリズムによりポートブロックの割り当てを行うためログ生成の必要がない「Deterministic NAT」などが代表的だ。さらにRFCの方式もあり、事業者は自らの要件に応じたCGNAT製品を利用することになる。

　CGNAT専用のソリューションはもちろん、ファイアウォール製品でCGNAT機能を持つものも登場している。本コンテンツでは、今後のCGNATに求められる厳しい要件を満たすCGNAT製品のラインアップを動画形式で紹介している。将来的な負荷を見据え、次世代セキュリティチップ搭載で極めて優れたスループットや同時セッション数を実現する最新モデルには特に注目したい。