総合人材サービスを提供するパソナグループ。60以上の連結子会社を擁し、人事業務の属人化や効率化に課題を抱えていた同社では、グループ各社の人事給与システムの一本化、さらには外販するBPOサービスの核となるシステムの構築に向け、クラウド型ERPの人事給与システムを採用した。
決め手となったのは、業務要件への適合率の高さだ。同グループはもちろん、多くの企業の業務要件にほぼカスタマイズなしで適合できる点を評価した。導入の効果は大きく、例えば以前のシステムでは4000人分に30分かかっていた給与計算の実行処理を3分に短縮。また、実際に利用するスタッフからも「属人的な業務から誰でもできる業務になった」「作業工数が大幅に削減された」といった声があがったという。
導入に当たっては、「小規模のグループ企業」「パソナ本体」「その他のグループ各社」の3段階で展開。BPOサービスは数百人から数千人の企業をターゲットに提供するため、まずは段階的にグループ内で活用し、多くの企業にフィットする製品であることを確認したという。本資料では、同社の事例からシステム選定や導入を成功させるポイントを明らかにする。