事例
日本アイ・ビー・エム株式会社
ベンチャー企業に聞くWatson活用法――AIで自社サービスに「付加価値」を
ホテル・旅館の客室単価は多様なデータに影響される。曜日はもちろん、季節やイベントなどでも需要は変動するため、適切な客室単価を設定するのは容易ではない。その自動化を提供するメトロエンジン社は、どのようにサービス実現したのか。
コンテンツ情報
公開日 |
2017/10/05 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
事例 |
ページ数・視聴時間 |
5ページ |
ファイルサイズ |
1.92MB
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要約
ホテル・旅館にとって客室単価の設定は、非常に難しい作業だ。季節やイベント、天候などによって需要の変動幅が大きく、構造化・非構造化を問わないデータの分析が必要だ。加えて、近年の客室プランは細分化しており、個々の設定をするには人手が欠かせない。
このようなニーズに応えるため、ベンチャー企業のメトロエンジンは、客室単価設定を自動化するサービスを開発した。同サービスを利用すれば、競合ホテルの単価や予約状況などの構造化データと、予約サイトのレビューや周辺のイベントなどの非構造化データを分析し、需要予測に基づく客室単価の設定が行える。
この実現を支えたのが「IBM Watson」だ。高度な機械学習や画像解析、自然言語解析に対応したコグニティブ技術により、客室単価に影響する膨大なデータの分析が可能になったという。本コンテンツでは、同社が高付加価値サービスを実現するためにコグニティブ技術をどのように活用しているのかを詳しく紹介する。