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日本アイ・ビー・エム株式会社

事例

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ゲノム解析の最前線、東京大学 医科学研究所が構築した高速・大容量ストレージ

スパコンで行われるゲノム解析では、ストレージに対して極めて厳しい条件が課せられる。東京大学 医科学研究所の事例を基に、高速・大容量であるだけでなく、消費電力の課題も解消できるスパコン用ストレージシステムを紹介する。

コンテンツ情報
公開日 2017/07/18 フォーマット PDF 種類

事例

ページ数・視聴時間 4ページ ファイルサイズ 2.34MB
要約
 国内最大規模の生命科学研究所である東京大学 医科学研究所では、スパコン「Shirokane3」によって先進のゲノム解析が行われている。DNAを読み取り、解析することで、がん細胞が生命システムに異常を引き起こす理由を突き止めるためだ。

 同研究所では、2009年にShirokane1、2012年にShirokane2を導入し、ゲノム解析を行ってきた。この時に問題になったのが解析データの容量と消費電力の増大だ。2011年頃からゲノムを読み取るシーケンサーの精度が著しく向上したことで、ストレージ使用量は常に100%近くで稼働、消費電力も増大する一方だったという。

 そのため、Shirokane3のストレージには、100万人分のデータを保存できる大容量で高スループットのシステムが要求された。その解決策として、1PBの分散ストレージと21PBの省電力テープライブラリで構成される22PBの階層型アーカイブと、12PBの高速ディスクアレイを導入した。100PBまで拡張可能といわれるこのストレージシステムについての詳細を見てみよう。