レポート
富士通株式会社
1日2000件のサイバー攻撃に対応、富士通の多層防御と即応体制のノウハウとは?
サイバー攻撃は増え続け、企業によっては1日に数千件という膨大な脅威にさらされている。セキュリティ製品の機能だけで、この脅威に対処することは不可能だ。そこで求められるのが「多層防御」と「即応体制」に向けた組織的な取り組みだ。
コンテンツ情報
公開日 |
2017/02/07 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
レポート |
ページ数・視聴時間 |
5ページ |
ファイルサイズ |
1.7MB
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要約
増加・高度化するサイバー攻撃に対し、セキュリティ施策も進化を求められている。人力のみの対処はもちろん、セキュリティツールを導入しても全ての脅威に自動的に対応することは不可能だ。より視野を広げ、脅威の侵入を前提としたセキュリティの多層化、つまり「多層防御」に組織的に取り組むことが重要になる。
この多層防御とは、セキュリティ製品を適切に組み合わせることにとどまらない。ルールの設定や教育などを行う情報セキュリティ、ファイアウォールや不正アクセス検知などのサイバーセキュリティ、そして入退室管理や監視カメラなどの物理セキュリティという、3つの軸でセキュリティ施策を多層的に構成して、セキュリティを担保することをいう。
加えて、セキュリティから対応チームに至るまでの役割や運用を設計し、サイバー攻撃を検知した後に「即時対応」できる体制を構築しておきたい。こうした取り組みを実施することで、1日に2000件もの攻撃を防いでいるのが富士通だ。同社の取り組みを例に、セキュリティ対策のポイントを解説する。