レポート
アイティメディア株式会社
その「購買意思」は本物? データの品質は出所に依存する
マーケターが利用できるデータにはさまざまなものがあるが、実は、データの良し悪しはその出所によって決まる。所有しているデータがどのように収集されたかを知ることが、データの有用性を知るための鍵だ。
コンテンツ情報
公開日 |
2016/12/13 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
レポート |
ページ数・視聴時間 |
4ページ |
ファイルサイズ |
230KB
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要約
ミネラルウォーターのラベルには、「採水地でボトリング」(bottled at the source)というフレーズがよく使われている。これは、消費者に「このミネラルウォーターは最高の鮮度が保たれている」ということをアピールするマーケティングフレーズだ。ただし、この採水地は1カ所とは限らず、ラベルに印刷された牧歌的で美しい地域以外でも採水されている可能性があるとしたら驚かれるだろう。「採水地でボトリング」を前面に押し出しているメーカーもあれば、裏ラベルにひっそりと記載しているメーカーもある。しかし、実際には採水地でボトリングされているとうたう資格があるメーカーはほとんどない。
さて、ミネラルウォーターはインテント(意思)データと何の関係があるのか。答えは非常に簡単だ。インテントデータを提供するとうたうベンダーは数多くあるが、実際に本物の意思を提供できるベンダーはほとんどいないということだ。そういったデータプロバイダーを見分けるには、まず、利用可能な各種データソースとその重要性を理解する必要がある。