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日本アイ・ビー・エム株式会社

レポート

日本アイ・ビー・エム株式会社

前年比16倍を超えたサイバー攻撃、2016年上半期のセキュリティ動向と対策

2016年上半期に日本国内の企業環境で観測された不正メールの件数は、2015年下半期と比較し16.4倍に急増した。その多くがランサムウェアや金融マルウェアを用いたもので、その手口はさらに巧妙化したという。このようなセキュリティ動向を最新のデータに基づき分析・解説する。

コンテンツ情報
公開日 2016/09/28 フォーマット PDF 種類

レポート

ページ数・視聴時間 64ページ ファイルサイズ 3.18MB
要約
 IBMは全世界10拠点のセキュリティオペレーションセンター(SOC)で観測したセキュリティ情報をベースに、1日当たり200億件以上のデータをリアルタイムで相関分析している。この中で、主に日本国内の企業環境で観測された脅威動向を分析・解説したものが「Tokyo SOC情報分析レポート」だ。

 2016年上半期の同レポートによると、今期はメールを利用した不正な添付ファイルによる攻撃が前期比で16.4倍になったという。大半はZIPで圧縮されたJavaScript形式のファイルで、その多くはランサムウェアまたは金融マルウェアだった。また、メールで使われる文面が自然な日本語となり、不正なメールを見分けることはさらに困難となった。

 同レポートでは、このような脅威の動向を豊富なデータを基に解説する。同社のセキュリティインシデント対応サービスが実際に対応した「WordPressサイトの改ざん事例」や、不正な添付ファイルを開いた際の接続先ドメインの調査結果などについての5本のコラムも用意されており、非常に読み応えのある内容となっている。