レポート
アルプス システム インテグレーション株式会社
「盗まれても読ませない」、標的型攻撃からファイルを守る自動暗号化技術とは?
多くの企業がフォルダやディスクの暗号化技術を利用しているが、従来の手法では、標的型攻撃などに対して脆弱であることが問題となり始めている。そこで、ファイルが奪われてもその中の情報を流出させない方法として、完全自動のファイル暗号化技術を紹介する。
コンテンツ情報
公開日 |
2016/07/27 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
レポート |
ページ数・視聴時間 |
2ページ |
ファイルサイズ |
159KB
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要約
データ暗号化技術は、セキュリティ対策の1つとして現在も重要な位置を占めている。しかし、従来のようなフォルダ暗号化やディスク暗号化といった方法には、標的型攻撃などによる情報漏えいを防ぐことができないといった問題がある。
例えば、一部のフォルダを暗号化する方法には該当フォルダ以外のセキュリティを担保できないという弱点がある。これを解決するためにディスク暗号化を行っても、セキュリティの穴は残る。暗号化されたディスクは紛失や盗難には強いが、PCの起動時に平文化するため、情報漏えいやウイルス感染に対して脆弱となるからだ。
そこで、標的型攻撃によりファイルが奪われても、その中の情報を流出させないファイル暗号化技術が注目されている。ファイルの暗号化を完全自動で行い、暗号化した状態でのウイルスチェックにも対応するため、ファイル活用を阻害しないという特徴を持つ。このような自動暗号化の仕組みについて、さらに詳しく見ていこう。