事例
ServiceNow Japan合同会社
大型買収後に課題となるシステム統合。運用管理もSaaS利用で乗り越えられる
ビジネス環境の変化が激しいグローバルのテクノロジー企業では、変化への対応を容易にすることを目的に、ITのクラウド移行を優先して進めているところが多い。大型買収によって混乱状態になりかけた巨大なシステムの運用統合をSaaS上で成功させたある大手企業の事例を紹介する。
コンテンツ情報
公開日 |
2016/05/18 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
事例 |
ページ数・視聴時間 |
3ページ |
ファイルサイズ |
438KB
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要約
7万のエンドユーザーに、質の高いITサービスを提供するために必要なのは、ワークフローとタスクの自動化、資産管理とユーザーエクスペリエンスの簡素化を常に実施することだ。シンガポールに本社を構え、電子機器製造サービスのプロバイダーとして4大陸30カ国でビジネス展開するFlextronicsは、大型買収後に2つの主要ITシステムが併存し、全世界200以上の拠点で多数のツールを運用していた。このため、サービス品質保証(SLA)を追跡するのが難しく、サービスリクエストの連絡先も分散している状態だった。
このような環境の是正にはITの標準化が不可欠だ。しかしシステムの統合だけでは、ITプロセスの標準化や自動化は実現できない。同社はインシデント管理、問題管理、変更管理、ナレッジ管理の他、サービスカタログとリクエストフルフィルメントを対象に、6カ月をかけて新たなIT管理ツールの実装に乗り出した。
本資料では同社のこの取り組みを追跡する。自動化の推進やIT資産管理の効率化、コスト削減とビジネス価値の実現、ユーザーインタフェースの向上など具体的な成果とシステム統合に成功したSaaS型管理ツールの機能を詳しく解説していく。