Office 365やGoogle Appsに足りないメールセキュリティ、何を足せばいい？

　「Microsoft Office 365」（以下、Office 365）や「Google Apps」といったクラウドサービスは、従業員の生産性を向上させた。しかし、これらのクラウドベースのメールおよび生産性向上ツールは、正確にはどの程度のセキュリティを提供しているだろうか？

　例えば、Office 365には基本的なシグネチャベースのマルウェア対策機能しか含まれていないため、現在の高度な標的型攻撃やゼロデイ攻撃のほとんどを検出またはブロックできないことをご存じだろうか？　また、Office 365に組み込まれている情報漏えい防止機能と暗号化機能には、限定的なポリシー管理機能しか搭載されていないのが現状だ。

　このホワイトペーパーでは、現在のメール経由のサイバー犯罪動向と、クラウドベースのメールシステムが備えるセキュリティ機能の問題点をまとめている。現在の最大のメールセキュリティ脅威が何であるか、そしてクラウドベースのメールソリューションが実際にどの程度の保護を提供できるかを理解することで、追加的なセキュリティ機能をいつどこに導入すべきかを把握できるようになるだろう。本書をクラウドでのメールセキュリティの確保に役立ててほしい。