技術文書
日本アイ・ビー・エム株式会社
ディスク消費量削減率83%を記録、実環境検証で「リアルタイム圧縮」の実力を見る
企業のデータ増加に伴うストレージの課題解消策として注目を集めているのが「リアルタイム圧縮」技術だ。技術的背景を詳しく解説するとともに、フジクラの実環境での検証結果を公開する。ディスク消費量削減率83%を記録した、その効果の秘密とは?
コンテンツ情報
公開日 |
2015/04/01 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書 |
ページ数・視聴時間 |
12ページ |
ファイルサイズ |
754KB
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要約
データを圧縮するツールや圧縮に対応したストレージ機器は各ベンダーが提供している。しかし、そのほとんどがポスト処理を採用しているため、データ圧縮の効果はバックアップなど一部の用途のみに限られていた。データ増加による保管ストレージのコストは、企業のIT予算を圧迫している。
その解決策となり得るのが、「IBM Real-time Compression(リアルタイム圧縮)」だ。データをディスクに書き込む前に圧縮処理する「インライン方式」に加えて、独自のハードウェア・アクセラレーションによって圧縮データのランダムな読み書き要求にリアルタイムで応える。圧縮ファイル全体を解凍せずにファイル内のデータブロックにアクセスできるため、本番システムにも耐えられる高速なデータアクセスおよび検索が可能だ。
本資料では、IBMのリアルタイム圧縮技術の概要を解説するとともに、フジクラでのMicrosoft SQL Serverや電子帳票、VMware環境での圧縮効果の検証結果を紹介する。Microsoft SQL Serverの更新ファイル圧縮では、418Gバイトあったデータを83%減の71Gバイトに削減し、VMware環境で40分以上かかっていたOSクローン作成時間を5分未満に短縮した。本書でリアルタイム圧縮の効果を確認してほしい。