データセンターにVaaS（サービスとしてのビジビリティ）を導入する

　過去20年間でデータセンターの構造は大きく変化した。アプリケーションの複雑化とサーバスプロールによってデータセンターが拡張され、物理的な面積だけでなく、データセンターでも最も高いコストを占めるエネルギーの消費も増加した。そのため、高密度のコンピューティング、サーバ仮想化、ネットワークとストレージ、より効率的な冷却技術が注目されるようになった。また、技術の進歩によって、データセンターのリソースを統合するための取り組みも続けられている。

　このようにデータセンターが進化し、ITインフラツールの市場はますます拡大しているが、このようなツールの大半はいまだにプロビジョニングや実装において、アクティビティに関する正確なリポートやデータセンターの十分な保護に必要な情報のビジビリティ（透明性、見える化）が制限されているのが現状だ。

　このホワイトペーパーでは、これまでのITインフラツールの課題をまとめるとともに、データセンターのビジビリティをサービスとして提供する「VaaS（Visibility as a Service）」の導入によって得られるメリットを紹介する。