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QNX ソフトウエア システムズ株式会社

技術文書・技術解説

QNX ソフトウエア システムズ株式会社

オープン規格と製品の差別化

オープンソースには様々な利点があるが、GPLライセンス条項など、独自技術を守りたい企業には望ましくない点もある。オープンソースの利点を享受しながら、オープンソースの欠点に縛られず製品の差別化を実現できる「オープン規格」の利点を見直す。

コンテンツ情報
公開日 2013/11/14 フォーマット PDF 種類

技術文書・技術解説

ページ数・視聴時間 9ページ ファイルサイズ 487KB
要約
オープンソースの使用は、ベンダ依存を回避し、高いカスタマイズ性を実現する上で最善の方法であると考えられている。しかし、こうしたメリットを受けるには、実は「オープンソース」よりも「オープン規格」が適している。オープン規格により、コードの再利用の促進、相互運用性の向上、層の厚い開発者コミュニティの活用が可能となり、HTML5 においては日進月歩のモバイル アプリケーションやデバイスとの統合が可能になる。また、オープン規格は本質的にベンダに依存せず、単一の企業や営利団体による支配を受けない。これに対し、オープン ソースのソリューションは、単一の団体が GPL などのライセンスによって用途を規定している場合がある。独自技術の「オープン ソース化」を避け、GPL ベースのコードとの統合をライセンス規約で禁じているコンシューマ デバイスとの統合を目論むメーカーにとっては、GPLライセンス規定はネックとなる。本稿では、オープンソースにまつわる誤解を検証し、オープン規格の使用で可能になる製品の差別化について解説する。