技術文書
QNX ソフトウエア システムズ株式会社
IEC 62304 準拠の医療システムに適したOSを考える: Linux と QNX Neutrino RTOS の開発工数の比較
IEC 62304、IEC 61508 といった機能安全性規格に対応が求められるシステムでLinux の使用は適しているのか?セーフティクリティカルなシステムでLinuxを使用する際に発生する「隠れたコスト」を検証する
コンテンツ情報
公開日 |
2013/06/12 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書 |
ページ数・視聴時間 |
11ページ |
ファイルサイズ |
327KB
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要約
医療システムのソフトウエアに関してたびたび議論されるのは、「Linux ではダメなのか」という点である。Linux は多くの分野で成功を収めた実績があり、巨大な開発者コミュニティから優秀な開発者を雇用することも可能だ。さまざまプラットフォームを対象とした数多くのバージョンがあり、OS ベンダーへの支払いは発生しない。
しかし、医療機器のように機能安全性が不可欠なシステムで、「無償」のOS が、はたして本当に適しているのか?本稿では、安全に関わるソフトウエア システムを QNX Neutrino RTOS ではなく Linux で構築する場合にどれだけの追加費用が発生するのか概算し、その根拠となるエビデンスについて解説する。