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QNX ソフトウエア システムズ株式会社

技術文書

QNX ソフトウエア システムズ株式会社

インフィールド デバッギング: システムアベイラビリティの維持とソフトウエア不具合の診断

組み込みシステムがますます複雑になってきている今、バグがまったくない状態を実現できるテスト手法は存在しない。不具合は必ず発生するという前提のもと、その不具合をいかにして迅速に特定し、パフォーマンスとシステム稼働率に影響を与えずに解決するかを解説する。

コンテンツ情報
公開日 2013/02/05 フォーマット PDF 種類

技術文書

ページ数・視聴時間 9ページ ファイルサイズ 609KB
要約
 市場に出てしまったソフトウエアのバグはシステムの不正動作を引き起こすだけでなく、システムのアベイラビリティを低下させてしまう。ユーザーは不満を持ち、顧客の損失にもつながりかねない。皮肉なことに、従来から使われてきたデバッグ方法自体が、バグが発生したシステムのアベイラビリティ、パフォーマンス、そして正しい動作の邪魔をしてしまうことも考えられる。
 システム設計者は「ミッション クリティカルな発想」を持ち、ソフトウエアエラーを隔離し、エラーから素早く回復できるソフトウエア アーキテクチャを用いる必要がある。問題解決プロセスにおいてシステムの整合性を維持できるツールとデバッグ テクニックを用いることも、同様に大切である。特にシステムがユーザーに対してサービスを提供中の場合、修正用のツールが原因で、システムの動作に予期せぬ悪影響が発生してはならない。本稿では、システムの信頼性を高めるアーキテクチャとデバッグ手法について総合的な解説を行う。